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  • スクーターは故障に気づきづらい

    気付いた時にはかなり悪化している事も

    ちょい乗りに便利なスクーターは、幅広い年齢層の方が愛用しています。
    男女を問わずに活用されていますが、どうしてもメンテナンスが行き届いていないケースが多く、異変に気付いた時にはかなり症状が悪化している場合が多いのです。
    スクーターは故障に気づきづらいもので、修理を依頼された段階で廃車寸前になっていることも少なくありません。
    今回はスクーターの修理を依頼された時のお話をご紹介します。

    過酷な環境で酷使され続けたスクーター

    今回修理を依頼されたスクーターのオーナーさんは50代の男性で、毎日通勤のためスクーターを使っていたそうです。
    最近はめっきり加速しなくなってきたと感じていたものの、特におかしな音を発しているわけでもないし、まだ走行できているから問題無いだろうと見て見ぬふりをして使い続けていたそうです。
    雨の日も風の日も屋外に放置したまま保管して、長年まともにメンテナンスを施すことなく乗り続けてきたというスクーターを分解してみると、見事なほどに痛みが生じていました。
    スクーターは走行距離が長くなるほど駆動系の故障が目立ち始めます。
    今回のようになかなかスピードが出なくなってきたなどの症状を感じるようになったら、駆動系の故障を疑って早めに点検修理を行うことが大切です。

    今回のケースではウエイトローラーが既に割れていたこと、プレートが正常な役割をはたしていなかったことが原因になっていたようです。
    該当箇所を修理したところ、以前のような走行性能を取り戻すことができました。
    もし、この段階で修理をしていなかったらもっと悪い症状が出て廃車になる所だったかもしれません。
    スクーターの場合は、通常のバイクと比べてカバーで覆われる外観になっているため、どうしても異常を察知しにくいのです。

    意外と多い排気系のトラブル

    スクーターのスピードがあまり出ない状態になったので駆動系のトラブルだと思って確認してみたところ、特に異常がなかったからもう諦めるしかないのだろうかというお客様からご相談がありました。
    確かに駆動系の部品を確認してみたところ異常はありません。
    念のために排気系の部品を確認したところ、やはり異常を発見しました。
    今回はマフラーに詰まりが生じていたことが原因でスピードが出ないという症状が見られていたようです。

    スクーターのトラブルではマフラー詰まりが原因になることも多いです。
    普段から整備を行っている人なら異常に気付くかもしれませんが、マフラーから排気ガスがどのような出方をしているのかによって異変を察知できます。
    マフラー部分に手を当ててみて明らかに排気の様子がいつもとおかしいとか、音がおかしいと気付いた場合にはマフラーが詰まっているのだと考えてください。

  • 2ストの修理は手間がかかる

    今でも人気が高い

    現在流通しているバイクの多くは4ストロークエンジンになっていますが、以前の主流だった2ストロークエンジンの人気はまだまだ衰えていません。
    軽くて早いスピードを体感できることが2スト人気の秘密だと考えられますが、加速感はやはり2ストの方が良いと感じるライダーも多いはずです。
    乗っていて楽しいと感じられるバイクは、圧倒的に2ストだという意見も多いですよね。

    さて、今回はその2ストの修理依頼が数件入った時の様子をご紹介したいと思います。
    2ストのバイクに乗っているお客様は長年乗り続けていたからこそ愛着が湧いているので、しっかり修理をしてこれからも大事にしたいと考えています。
    そんな希望に応えるためにも、しっかり修理しなければいけないなと思いました。
    でも、2ストの修理は手間がかかるので大変です…。

    オイルポンプのオイル漏れ

    まずはメンテナンスを希望されているお客様のバイクを確認してみたところ、オイルポンプからオイル漏れが生じていることがわかりました。
    乗っていて何となくいつもとは違うなと感じたそうですが、自分では不良箇所がよくわからなかったそうです。
    愛着を持って大事に乗っていたからこそ異変を察知したのでしょうから、早めに気づいて良かったですよね。

    オイルポンプは2ストの肝心要な部分だといえますので、しっかり修理させてもらいました。
    この車種は発売から20年以上も経過していたバイクだったので、ゴムの部分はかなり硬くなっていました。
    これがオイル漏れを生じさせる原因になっていたのです。

    部品交換といっても、既にメーカーからの供給がないため他の部品を流用して使うことになります。
    これが2ストの修理に手間がかかってしまう原因になるのです。
    何とか部品を見つけて無事に修理を終えることができました。

    海外メーカーの充電不良

    2ストの修理が厄介なのは、なかなか思うように必要な部品が手に入らないからです。
    個人的にはお客様の要望にできるだけお応えしたいのですが、必要な部品が手に入らなければどうにもならないのです。

    海外メーカーの2ストバイクに乗っているお客様からバッテリー上がりで困っているとの相談を受けて拝見したところ、充電不良になっていた原因を突き止めることができました。
    しかし、困ったのが既にメーカーでは部品供給はしていない、他の車種から流用するか社外品を使えるのかでかなり手間取りました。
    結局、海外で何とか部品を手配することができたのですが、部品が手元に届くまでかなり時間を要してしまったので、思っていた以上にお客様をお待たせしてしまい申し訳なかったです。
    お客様も半分諦めていたそうですが、今回無事に直ったので喜ばれていました。