バイクのクーラントとは?
エンジンは内部で燃焼しているものであるため、燃焼状態が続くとエンジンの部品などを傷めてしまう危険性があります。そこで、バイクのエンジンを冷却するためのクーラントと呼ばれるものが活躍します。
クーラントは水であるため、定期的な交換が必要なものです。クーラントの交換方法や交換時期などについて、詳しく見ていきましょう。
クーラントの役割とはどんなもの?
クーラントはエンジンを冷やすための冷却水のことであり、エンジンが燃焼して熱くなっている状態を解消するためのものです。エンジンは燃焼状態が続いてしまうと部品が焼き付いて、最終的には破損してしまいます。
そのような事態を回避するためにも、クーラントはエンジンをしっかりと冷やし、エンジンの性能を維持するための役割を果たします。クーラントは氷点下でも凍ることなく、錆や水アカが発生しないという特殊な冷却水です。通常の水では代用できないので、注意しておきましょう。
クーラントの交換時期はいつ?
クーラントの交換時期は、およそ2年ごとといわれています。クーラントは環境の変化などによって少しずつ劣化していくため、だいたい2年ほど経ったら一度好感した方が良いか検討するのがおすすめです。
しかしクーラントは前述したとおり氷点下でも凍らず、錆や水アカに強いため、2年を過ぎても冷却をする機能自体はある程度維持されてしまいます。そのため、性急な交換が必要ないと考えてしまうライダーの方も数多くいらっしゃるのです。
ただやはり、交換をしないでずっと使い続けているとエンジンにとっても良くありませんので、気づき次第早めに交換することが重要となるでしょう。
ブレーキフルードの交換手順
クーラントの交換は自分でもできますが、少し難しい場合もあるのであまり知識がないという方はバイク専門店などで行ってもらうことがベターでしょう。クーラントの交換手順について、詳しく紹介していきます。
まずはリザーバータンクを開け、古くなったクーラントを排出します。この時、リザーバータンク自体もしっかりと洗浄しておきましょう。
洗浄の方法はドレンボルトを締めたままで、水道水を注入します。この手順では通常の水道水を使って問題ありません。水道水をいっぱいに入れたうえで10分程度洗浄し、水道水を捨てます。
ラジエーターキャップの部分から新しいクーラントを入れ、リザーバータンクにもしっかりと注入して交換完了です。バイクの基本的な構造などを分かっていれば、自分でもしっかり行うことが可能です。
リザーバータンクなどの位置関係等をしっかりと把握していないという方は、無理をしてDIYすることなく、バイクの専門店などに相談してみた方が良いでしょう。