メッキパーツのお手入れ

メッキ部分があるバイク

メッキパーツにサビがついていないかチェック

バイクのお手入れをするときは、メッキパーツにサビがついていないかチェックしましょう。
サビがついている場合はサビ取りが必要で、メッキパーツについたサビはサビ取り剤で除去できます。
いろんなサビ取り剤が販売されていますが、メッキパーツに使う場合は必ずメッキ用を選びましょう。
異なる種類のサビ取り剤を使うと、メッキの剥がれなどにつながるので注意が必要です。

商品の種類はたくさんあるサビ取り剤ですが、使い方は基本的にどれも同じです。
サビ取り剤をウエスやクロスに適量取って、サビの付いているところを磨きます。
サビ取り剤には研磨剤などが含まれているので、ウエスやクロスでこするとサビを削り落とせます。

ただし、強くこすりすぎないように注意が必要です。
サビだけでなく、メッキ自体まで傷つけたり剥がしたりすることになりますから、力を入れず優しくなでるようにこすりましょう。
それで取れないサビの場合、サビ取り剤を使うだけではきれいに除去できませんので、専門業者に頼むことになります。

サビを取ったらコーティング

サビ取り剤でメッキパーツのサビが取れたら、今度はコーティングです。
コーティング剤をメッキに塗り込むことで、メッキ表面にある小さな穴が覆われ、水分や汚れなどの侵入を防げるようになります。
水分や汚れの侵入を防げるということは、サビの予防にも有効だということです。

コーティング剤の種類

メッキパーツ用のコーティング剤には大きく分けて3つの種類があり、最も安価で手軽に使えるのがワックスタイプのコーティング剤です。
この種のコーティング剤には研磨剤が入っているものと入っていないものがあるので、購入時にはよく確認するようにしましょう。
研磨剤が入っている場合、サビ取り剤の場合と同じくごしごしこすりすぎるとメッキを傷めてしまう恐れがありますから、優しく丁寧に磨きましょう。

いずれにせよ、ワックスタイプのコーティング剤の効果はそれほど長持ちしません。
1か月か2か月に1回のペースで塗り直すことをおすすめします。

ポリマータイプのコーティング剤もあります。
ワックスタイプより高額ですが、性能は上です。
そのため、ポリマータイプのコーティング剤を使えば、1~2か月ごとの塗り直しが半年に1回ぐらいのペースでよくなります。

ポリマータイプよりも高性能なのがガラスタイプのコーティング剤ですが、値段もこの3つのなかでは最も高価になります。
ガラス成分によってメッキを強力に保護できるため、サビの予防には最適です。
加えてガラス成分によって光沢が出やすくなるため、メッキがより美しく輝きます。

ガラスタイプのコーティング剤は素人では扱えないので、業者に頼むことになります。
その分、費用が高くなることは注意してください。