バイクはどこに停めればよい?駐車場?駐輪場?
街中で、バイクをどこに停車すればよいのか、駐車場に停めるのか駐輪場に停めるのかで迷ったことがあるという方も多いでしょう。
バイクの停車場所は、関連する法律・法令などによって一応分かりやすい判断基準が用意されています。バイクに乗っているという方は、判断基準を頭に入れたうえで停車できる場所を探すようにしましょう。
50cc以上のバイクは基本的に駐車場に停める
排気量が50ccを超えるバイクは、基本的には駐車場に停めることが鉄則となります。駐車場の定義は、「自動車を注射するための場所」のことです。
駐車場には、「駐車場法」という法律が適用されます。この法律の中では駐車場に停める「自動車」を、「道路交通法第二条第一項第九号に規定する自動車」として扱っています。
「道路交通法第二条第一項第九号に規定する自動車」とは、以下のように定められたものです。
・原動機(エンジン)を用いている
・レールなどに沿って運転するものではない
・原動機付自転車でない
・自転車でない
・車いすでない
・歩行補助車でない
・その他の小型の車ではない
こちらに当てはまるものが自動車として規定されます。さらに、ここでいう原動機付自転車とは、「排気量が50cc以下のもの」を指すので、50ccを超える排気量のバイクは、自動車扱いということになるのです。
そのため、自動車は基本的には駐車場に停めなければならないということが法律で定められているということです。
50cc以下の原動機付自転車は駐輪場でOK
排気量が50cc以下のものは先述したように、法律によって「原動機付自転車」と定義されます。そのため、駐車場ではなく駐輪場に停めても問題ありません。
原動機付自転車は「原付免許」で運転が可能なので、原付免許で運転できる車両であれば基本的に駐輪場で問題ないと押さえておくとよいでしょう。
実際にはその場の判断が優先される?
このように、法律できちんとバイクをどこに停めるかということについては規定されているのですが、実際には現場の判断で、この原則がゆがめられるようなことも少なくありません。
例えば125ccまでのバイクはかなり小型であることもあって、駐車場に停めようとした場合に誘導員の方などから「駐輪場に停めてください」と誘導されるような場合があります。
それ以上の排気量のバイクでも、さまざまな現場の事情で駐車場に停めるはずが駐輪場に誘導されるようなことがあります。このような場合は、その指示に従ってしまってもよいでしょう。
ただし400ccを超える「大型自動二輪」についてはそもそも駐輪場に入るサイズではありませんし、法律的にもアウトなので必ず駐車場に停めるようにしてください。