意外と使っているソケット
バイクに使われているビスやボルト、ナットといったものを締めたり緩めたりするという場面でソケット類は欠かせない道具です。
カスタムやレストアといった大がかりな操作だけでなく、日常的なバイク整備やメンテナンスでも使う必要のあるものです。
工具は持っていなくても何とかなる場面もありますが、やはり実際に使うものはきちんとしたものを持っている方が作業が効率よく進みますし作業中にバイクを破損してしまうようなこともありません。
そのためソケット類についてもきちんとそろえておきましょう。
ここでは道具の使い方と種類を紹介していきます。
ラチェットレンチ
頭の形が六角形のボルトやナットは大量生産をする際の作業を効率よくすることができるだけでなく、ドライバーでビスを回すのよりも強い回転力を付けられるというメリットがあります。
マイナスドライバーでマイナスビスを回転させる際には一つの溝で180度の回転が必要ですが、プラスビスは十字に溝があることで90度の回転で済みます。
同様に六角形の形をしていると60度以上の回転で次の工具のかかるチャンスがくるのでドライバーよりも強い力で締めることができるのです。
そのためボルトの着脱には不便そうに見えるものの六花系のものが多用されています。
スパナやメガネレンチといったものでもボルトを回すことができますがレンチの架け替えが必要で意外とこの作業が面倒です。
連続的に回すことができるものとして登場したのがT字型のレンチです。
T字型のレンチはソケット部分とハンドル部分が一体型になっているのでボルトのサイズが変わるとそれに応じてハンドルが必要となり数が増えるほどかさばってしまいます。
そこで登場したのが任意でソケットサイズが変えられるインターチェンジャブルソケットレンチです。
今ではこれが当たり前となっており、ソケットの活用の幅が広がっています。
ソケットとハンドルが分離していることで様々なハンドルを作ることができ、今まで以上にソケットが有効活用されています。
ボルトやナットからソケットを抜くことなく連続的に使えるラチェットレンチは特に使いやすいため作業前に用意しておきたい工具です。
スパナを使ってボルトを締めるのもボルトが60度回ることが必要ですし、今では十二角形のものもあり、そういったものは30度ごとに回すことが必要でかなり手間がかかります。
そのためスパナやメガネレンチではうまく回せないということがあり、ラチェットレンチを用意しておくほうが無難です。
使ってみればわかるのですがソケットソケットがあることで作業は格段に楽に進められるようになり、メンテナンスが苦手と思っている人でもスムーズに作業がすすめられます。