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  • サイドカーの法律について

    サイドカーに関する法律はどうなっている?詳しくご紹介

    ライダーと一緒に風を切って走れるサイドカーは、友人や恋人などとツーリングをしたい方にとっては憧れのオプションではないでしょうか。

    バイクと同様にサイドカーにも、さまざまな法令や決まりがあります。これらを守らないでサイドカーを走らせてしまうと、反則金などを取られてしまう可能性もあるでしょう。サイドカーに関する決まりや法令について、詳しく見ていきましょう。

    サイドカーってどんなもの?

    サイドカーは、バイクの横にもうひとつ車輪付きで人が乗れる車両を取り付けたものです。法律上の呼び名としては「側車」と呼びます。正式名称は「側車付二輪自動車」となっており、車輪が1つしかついていなくても2つついていても法律上の扱いは変わりません。

    バイクと同様、サイドカーにもさまざまなデザインのものがあり、バイクと一体になって走ることで通常のバイクとはまた違った特徴を持った車両へと生まれ変わるのが魅力です。バイクのデザインとの相性などを考慮して、またあえて全くデザインにそぐわないものをチョイスするなどして楽しめるのも良い点ですね。

    サイドカーに乗る人のことは「パッセンジャー」と呼ばれます。サイドカーのスピードを競う「サイドカーレース」では、パッセンジャーの適切な体重移動やバランスコントロールなどが勝敗のカギを握ると言っても過言ではなく、重要な役割を果たしています。
    しかし普通に乗る分には、ライダーと同じ風を感じて同じ時間を共有するということだけを考えていれば問題ないでしょう。

    サイドカーのメリットとはどんなもの?

    サイドカーの最大のメリットは、もちろん「人をもう一人乗せられる」というものです。サイドカーの起源は、19世紀のヨーロッパまでさかのぼります。フランス・イギリスなどでバイクでより多くの人を乗せて運ぶという考え方から生まれました。

    人だけでなく、サイドカーには荷物などを載せて運ぶことも可能です。バイクの荷台に載せるのは心もとない、またより多くの荷物を運びたいと考えている方にとっても、サイドカーの存在は大きなメリットとなるでしょう。

    サイドカーの免許は?

    サイドカーを運転するためには、バイクと同じ自動二輪の免許が必要です。サイドカーを運転する際にはバイクと同様に、小型・中型・大型の免許を持っている必要があるので、サイドカーを取り付けたい方は押さえておきましょう。

    またサイドカーは、原付に取り付けることも可能です。しかし原付の場合には人を乗せて走行することは認められていません。公道を走ってしまうと罰則の対象となってしまうため、原付のサイドカーは荷物などを載せるためのものとして扱いましょう。

  • バイクの荷物制限について

    バイクにはどのくらい荷物を積んでもよい?

    バイクに乗っていると、荷物を過剰に積んでいるような車両に出くわしたりすることがあります。バイクはもちろん荷物を運搬するために使ってもよいのですが、積み込み過ぎは法律違反になってしまうようなこともあるのです。

    実際にバイクにどのくらい荷物を積んでもよいのか、安全な積み方はどんなものかなどについて詳しく見ていきましょう。

    バイクに荷物を積む際の法律はどのようになっている?

    バイクに荷物を積む際、まずは大きさについての制限があります。積載物の長さは積載する場所から30センチ以内に収まっている必要があり、例えば乗車部分の後ろに二台のようなものがあるバイクの場合、荷台部分から30センチ荷物がはみ出していても問題ありません。
    ただしこの「はみ出し」については左右の最大が15センチ以内となっているため、例えば左だけが20センチはみ出しているような場合はアウトになってしまいます。
    荷物の高さに関してはタイヤの接地面から2メートル以内であれば問題ありません。車両の高さも積載物の高さ制限に含まれるため、注意しておきましょう。

    重さに関しては50cc以下の原付の場合は30キロまで、51cc以上のバイクの場合は60キロまでとされています。
    これらの制限に引っかかってしまうと「積載物大きさ制限超過違反」となり、反則扱いになってしまうのです。違反点数は1点、反則金は51cc以上の場合6,000円、50cc以下の場合は5,000円となっていますので、注意しておきましょう。

    バイクへの荷物の積載はしっかり固定されていることが条件

    このように、バイクに載せてよい荷物の量などは法律によってしっかりと規定されています。さらに、バイクに荷物を載せる場合には、その荷物が道路上に落下しないようにしっかりと固定されていることが重要となるのです。

    ロープやバンドなどを使ってしっかりと荷物を固定し、できるだけ荷物はひとつにまとめて重ねて積むようなことがないようにしましょう。また走行時も振動などがなるべくかからないように、安全運転で走行することも大切です。

    落下物が事故の原因になることもある

    バイクに積載していた荷物が落下することで、後続車両などが事故を起こしてしまうようなことがあります。そのような場合、事故の責任は落下物を積載していたライダーにも求められる場合があるでしょう。

    特に高速道路などで高速走行している車両が落下物などと衝突してしまった場合には、想像以上に大きな被害を車両にもたらしてしまう可能性も考えられます。また高速道路で落下物を生じさせてしまった場合には、一般道よりもライダーの責任は大きくなる可能性が高いことも把握しておきましょう。”

  • バイクの駐車場の扱い

    バイクはどこに停めればよい?駐車場?駐輪場?

    街中で、バイクをどこに停車すればよいのか、駐車場に停めるのか駐輪場に停めるのかで迷ったことがあるという方も多いでしょう。
    バイクの停車場所は、関連する法律・法令などによって一応分かりやすい判断基準が用意されています。バイクに乗っているという方は、判断基準を頭に入れたうえで停車できる場所を探すようにしましょう。

    50cc以上のバイクは基本的に駐車場に停める

    排気量が50ccを超えるバイクは、基本的には駐車場に停めることが鉄則となります。駐車場の定義は、「自動車を注射するための場所」のことです。
    駐車場には、「駐車場法」という法律が適用されます。この法律の中では駐車場に停める「自動車」を、「道路交通法第二条第一項第九号に規定する自動車」として扱っています。
    「道路交通法第二条第一項第九号に規定する自動車」とは、以下のように定められたものです。

    ・原動機(エンジン)を用いている
    ・レールなどに沿って運転するものではない
    ・原動機付自転車でない
    ・自転車でない
    ・車いすでない
    ・歩行補助車でない
    ・その他の小型の車ではない

    こちらに当てはまるものが自動車として規定されます。さらに、ここでいう原動機付自転車とは、「排気量が50cc以下のもの」を指すので、50ccを超える排気量のバイクは、自動車扱いということになるのです。
    そのため、自動車は基本的には駐車場に停めなければならないということが法律で定められているということです。

    50cc以下の原動機付自転車は駐輪場でOK

    排気量が50cc以下のものは先述したように、法律によって「原動機付自転車」と定義されます。そのため、駐車場ではなく駐輪場に停めても問題ありません。
    原動機付自転車は「原付免許」で運転が可能なので、原付免許で運転できる車両であれば基本的に駐輪場で問題ないと押さえておくとよいでしょう。

    実際にはその場の判断が優先される?

    このように、法律できちんとバイクをどこに停めるかということについては規定されているのですが、実際には現場の判断で、この原則がゆがめられるようなことも少なくありません。
    例えば125ccまでのバイクはかなり小型であることもあって、駐車場に停めようとした場合に誘導員の方などから「駐輪場に停めてください」と誘導されるような場合があります。

    それ以上の排気量のバイクでも、さまざまな現場の事情で駐車場に停めるはずが駐輪場に誘導されるようなことがあります。このような場合は、その指示に従ってしまってもよいでしょう。
    ただし400ccを超える「大型自動二輪」についてはそもそも駐輪場に入るサイズではありませんし、法律的にもアウトなので必ず駐車場に停めるようにしてください。

  • バイクの車間距離の取り方

    バイクの車間距離を適切にとっておこう

    バイクで道路を颯爽と走っていると、ついついおろそかになってしまうのが「適切な車間距離の取り方」です。車間距離は事故を防ぐという意味で重要な役割を果たします。
    車間距離を適切に開けていることで、万一ブレーキが間に合わなくても追突を未然に防げる、仮に追突してしまったとしても被害を最小限にとどめることが可能となります。

    車間距離の具体的な目安は?

    免許の教習所で習うことですが、ブレーキには空走距離と制動距離が存在しており、ブレーキをかけてもすぐには止まることができないのです。空走距離と制動距離を意識したうえで、それらプラス安全のための何メートル分かを車間距離として常に開けておくことが事故を未然に防ぐことにつながります。
    空走距離と制動距離について簡単におさらいしておきましょう。空走距離とは、ライダーが前方の障害物などを認識してアクセルからブレーキ操作に移行するまでの時間に車両が進む距離、制動距離とは、実際にブレーキをかけてから、車両が止まるまでに必要な距離のことを言います。
    この空走距離と制動距離を合計した距離を「停止距離」といい、車両のライダーが障害物を認識してから実際に停止するまでの距離となります。

    具体的な車間距離の目安ですが、時速60キロ以下の場合には時速の数字(60キロならば「60」)から15を引いた数を大まかな指標にするとよいでしょう。時速60キロならば、45メートルは空けておくことが目安となります。
    高速走行の場合は空走距離が伸びがちなので、さらに安全を考えた車間距離を開けておく必要があります。60キロを超える場合には、基本的には時速の数字分の車間距離を開けておきましょう。例えば80キロならば、80メートルは開けておいた方が安全です。

    車間距離は路面状態によっても変わる

    車間距離は、路面の状況によっても変わってきます。雨が降っている場合には、タイヤがスリップしやすくブレーキのかかり方が悪いことが予想されます。

    実際の状況やタイヤの状態などによっても変わりますが、雨が降って路面がぬれている場合には車両の停止距離が道路が乾いている場合に比べて2倍ほどになってしまう場合もあるのです。そのため、安全のためにも雨の日は車間距離を速度によって1.5倍~2倍程度に広げておくことが重要でしょう。

    また路面が凍結しているような場合は、スリップに警戒する必要が出てきます。路面が凍結している場合は、車間距離を乾いた道路の2倍~3倍ほど取っておくことが必要です。

    車間距離は開けすぎも良くない?

    車間距離を開けすぎることは大切ですが、開けすぎも良くありません。車間距離を開けすぎて自動車1台が余裕で入れるほど開いているような場合には、他の車両が割り込んでくるようなことも考えられます。

    急な割込みは事故につながるようなこともあるので、これでは元も子もありませんね。交通状況なども考えて、常に適切な車間距離で運転できるようにしておきましょう。

  • ヤエーって知っていますか?

    そもそもヤエーとは何か?

    ヤエーとは、ライダーたちがすれ違う際に行うピースサインで、英語で書くと「Yaeh」と表記されます。このヤエーはライダーの間ではメジャーなサインであり、見知らぬ人同士であっても同じバイクを楽しむ仲間意識のようなものを感じられるところが魅力です。

    ヤエーをお互いに行うことで、なんとなく楽しい雰囲気を感じながらバイクを楽しむことが可能となります。天気が悪かったり、少し気乗りしないようなときにツーリングをしている中でヤエーをもらうと、なんとなく気持ちが晴れやかになるようなこともあるでしょう。

    ヤエーの発祥はどこか?

    ヤエーは、実は明確な発祥がどこなのかよくわかっていません。映画やドラマなどでヤエーをしているところから火が付いたとか、芸能人がヤエーを広めたというようなことは確認されておらず、明確にどこから発祥したのかはよくわかっていないのです。
    ヤエーの発祥にはさまざまな説がありますが、有力な説としてインターネット掲示板、2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)から発祥しているというものがあります。ヤエーはもともとバイクやライダーとは特に関係のない掲示板で、「ピースしようぜ」というスレッドが立てられたところからスタートしました。

    スレッド主が「イエー(Yeah)」と打とうとしたところを「ヤエー(Yaeh)」と間違えてしまい、それに続く形で他の投稿者が「ヤエー(Yaeh)」の書き込みを連発したという悪ノリから、「ヤエー(Yaeh)」という言葉が世の中に産声を上げたのです。
    時が経ち、TwitterなどのSNSが隆盛を極め、またYouTubeなどの動画サイトがインターネットの主流になってくると、Twitterでライダーがピースサインをして「ヤエー」とコメントを入れた写真を投稿したり、ツーリング動画をYouTubeに投稿する際に「ヤエー」とピースサインをする場面が入っているものが複数確認できるようになりました。
    ライダーの方がこのような写真や動画を数多く上げるようになったことからライダーの間で「ヤエー」が市民権を得て、いつしかすれ違いの際などのポピュラーなサインとなったのです。

    ヤエーは返すべき?

    バイクに乗ってツーリングを楽しんでいる際に、「ヤエー」に遭遇するようなことは多くあります。この時、「ヤエー」を返すべきかどうか迷ってしまうという方は多いでしょう。

    「ヤエー」は、決して返さなければいけないというものではありません。なんとなく恥ずかしい、ノリに合わせられないというようなときは、無理に返す必要はないでしょう。

    ヤエーはツーリングを楽しいものにする

    無理に返す必要はありませんが、ヤエーはお互いに行うことでなんとなく楽しい気分になれるのは事実です。
    もし気分が乗っているとき、楽しい気分の時は、自分から積極的に、すれ違ったライダーに「ヤエー」を行ってみるのもよいでしょう。

  • 走行中にあおられてしまったら

    近頃よく聞くあおり運転

    最近ニュースを見ていると、「あおり運転」による事故について目にすることが増えたように感じます。
    その多くは車対車のようですが、車がバイクをあおる、バイクが車をあおるということもあるようです。
    実際にバイクで走行中にあおられて、命を落としてしまったという事故もあります。
    事故には至らなかったというケースがあるにしても、重大な事故に繋がる可能性がある危険な行為です。

    バイクでの走行を楽しみたいだけで、誰だってそんなことには巻き込まれたくないはずです。
    あおり運転に巻き込まれないために、また巻き込まないためには正しい対応が必要になります。
    正しい対処、冷静な判断、巻き込まれてしまった後ですと難しいかもしれませんが、事故を防ぐために必要なことです。
    正しい知識を持って、大人の対応で乗り切ることをおすすめします。

    あおられても相手にしない

    バイクで走行中、あおられていると感じても基本的には相手にしないことです。
    挑発にのってやる必要は全くありません。
    相手側に失礼なことをした覚えがないのにあおられると、とても嫌な気持ちになります。
    苛立ってやり返してしまおうかという気持ちにもなるかもしれません。
    しかし、それでは良いことは何もないのです。

    残念なことではありますが、世の中には話が通じない人、他人を傷つけることに罪悪感を感じない人もいます。
    挑発にのってしまえば自分が傷つく可能性があるので、自分の身を守るためにも相手にしないようにすることです。

    あおられた時の対処法

    複数車線の道路であおられた場合には、左車線に入って道を譲るのが正解です。
    片側一車線の道路であれば、左ウインカーを出して停車します。
    身勝手な相手のために道を譲るというのは釈然としないかもしれません。
    しかし、しばらくあおられ続けて嫌な気持ちが長くなるよりは、さっさと道を譲って楽になってしまった方がいいです。
    「これはトラブル回避のための大人の対応なのだ」と割り切って、さっさと切り抜けてしまいましょう。

    ちなみに混雑する道であおられた場合ですが、すり抜け運転を上手に活用することをおすすめします。
    すり抜け運転というと事故を誘発する危険なものという印象がありますが、あおられ続けている方がよっぽど危険ですので、ここは割り切っていった方がいいです。
    周囲に十分気をつけながら、あおってくる相手から距離を取ります。

    あおられないためには

    とりあえず車間距離を適切に取ることです。
    安全な走行のために車間距離は大切なものですが、あまり離れすぎていてもあおられやすくなるようです。
    ですので、ほどよい距離を意識して走行します。

    あとは左折時以外に左側を走りすぎない方がいいです。
    左に寄りすぎていると、後続車が抜いていいのかいけないのかわからずに苛立つことがあるようなので、なるべく中央を走ることでその苛立ちをなくせます。
    また車体の大きいバイク・速そうに見えるバイクはあおられにくい傾向にあるようです。
    あおり運転をする人はあおりやすい人を選んでいますので、見た目を変えるのもあおり回避につながるかもしれません。