ハザードランプの装着義務について

バイクの装備品としてのハザードランプの必須知識

四輪自動車の場合、ハザードランプは必ず設置されています。
ですがバイクの場合ハザードランプが搭載されているかどうかはそれぞれのバイクによって異なります。

これは保安基準として明確に義務付けられているわけではないためで、大型や中型など排気量に関わらずあるモデルとないモデルとがあります。
自分のバイクに設置されているかどうかは、ハンドル部分の灯火類切り替えスイッチに二重の三角形のマークがついているかどうかで判断することができます。

三角のマークのボタンを押すことで後部のランプがチカチカと一定のスピードで点滅しますので、自動車と同じく周囲の車両に意志表示をしていけます。

自動車の場合ハザードランプの使用シーンとして周囲の自動車に危険を知らせる目的があります。
最も重要なのが故障などにより走行が不可能になったときに後続の車両に「動けません」ということを示すために使うということです。

その他にも携帯電話の着信があった時や、ドライバーの状況などにより緊急に停車をしなくてはいけなくなった時などにはハザードランプを出したまま停車をしたりします。

バイクの場合、自動車と違ってライダーが運転席にいるかどうかをひと目で確認することができますので、停車中にハザードランプを出す必要性はそれほどないと言えます。

とはいえ自動車でもハザードランプを使用するシーンは停車をするときだけでなく、例えば狭い駐車スペースで次の行動を知らせる時や、道を譲ってもらえたときにお礼をしたりする時でもあったりします。

バイクに乗っていても「ハザードランプがあったら便利なのに」というシーンは何度もありますので、もし必要であればカスタマイズでつけてみるというのもおすすめです。

バイクでハザードランプを設置するときの注意点

バイクに設置するハザードランプは以外と簡単に設置することができます。
設置用キットは各メーカーからハザードリレーは2000円~5000円くらいで販売されています。

ハザードランプがあることで高速道路上で起こったエンジントラブルで安全に路肩に移動をすることができたりします。
ただし高速道路でもし走行が不能になってしまった場合、ハザードランプを出してさえいればよいというわけではありません。

高速道路ではそれぞれの車両が移動するスピードが大変早いのでできるだけ遠方から危険を教える必要があるからです。
そのためには三角表示板や発煙筒などを合わせて持って行き、動けなくなってしまった車両の数メートル手前に置いて目立つようにしていきましょう。

またハザードランプは自動車でもよくありますが、つけたまま消すのをしばらく忘れてしまったりするので使用後にはしっかり確認をして走行しましょう。