そもそもヤエーとは何か?
ヤエーとは、ライダーたちがすれ違う際に行うピースサインで、英語で書くと「Yaeh」と表記されます。このヤエーはライダーの間ではメジャーなサインであり、見知らぬ人同士であっても同じバイクを楽しむ仲間意識のようなものを感じられるところが魅力です。
ヤエーをお互いに行うことで、なんとなく楽しい雰囲気を感じながらバイクを楽しむことが可能となります。天気が悪かったり、少し気乗りしないようなときにツーリングをしている中でヤエーをもらうと、なんとなく気持ちが晴れやかになるようなこともあるでしょう。
ヤエーの発祥はどこか?
ヤエーは、実は明確な発祥がどこなのかよくわかっていません。映画やドラマなどでヤエーをしているところから火が付いたとか、芸能人がヤエーを広めたというようなことは確認されておらず、明確にどこから発祥したのかはよくわかっていないのです。
ヤエーの発祥にはさまざまな説がありますが、有力な説としてインターネット掲示板、2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)から発祥しているというものがあります。ヤエーはもともとバイクやライダーとは特に関係のない掲示板で、「ピースしようぜ」というスレッドが立てられたところからスタートしました。
スレッド主が「イエー(Yeah)」と打とうとしたところを「ヤエー(Yaeh)」と間違えてしまい、それに続く形で他の投稿者が「ヤエー(Yaeh)」の書き込みを連発したという悪ノリから、「ヤエー(Yaeh)」という言葉が世の中に産声を上げたのです。
時が経ち、TwitterなどのSNSが隆盛を極め、またYouTubeなどの動画サイトがインターネットの主流になってくると、Twitterでライダーがピースサインをして「ヤエー」とコメントを入れた写真を投稿したり、ツーリング動画をYouTubeに投稿する際に「ヤエー」とピースサインをする場面が入っているものが複数確認できるようになりました。
ライダーの方がこのような写真や動画を数多く上げるようになったことからライダーの間で「ヤエー」が市民権を得て、いつしかすれ違いの際などのポピュラーなサインとなったのです。
ヤエーは返すべき?
バイクに乗ってツーリングを楽しんでいる際に、「ヤエー」に遭遇するようなことは多くあります。この時、「ヤエー」を返すべきかどうか迷ってしまうという方は多いでしょう。
「ヤエー」は、決して返さなければいけないというものではありません。なんとなく恥ずかしい、ノリに合わせられないというようなときは、無理に返す必要はないでしょう。
ヤエーはツーリングを楽しいものにする
無理に返す必要はありませんが、ヤエーはお互いに行うことでなんとなく楽しい気分になれるのは事実です。
もし気分が乗っているとき、楽しい気分の時は、自分から積極的に、すれ違ったライダーに「ヤエー」を行ってみるのもよいでしょう。