スピードがでない時の対処法

バイクの走りが気持ちよくない

バイクといえば楽しみは気持ちよく走ることです。
特にツーリングの季節には風を感じて自分も風になったかのような気分を味わいながら走るのは最高の楽しみでもあります。
渋滞を回避して走ることもバイクだからことの楽しみでもあります。

しかし、このようなツーリングの場面で自分が思っているようなスピードが出ないという状況に陥ってしまうことがあります。
それ以外にも街乗りのバイクでも思うようにスピードが出ず加速しているのに思うように流れに乗れないということがあるのです。
このようなときには故障を疑うことも多いですが対処法をとるだけで直ることも多いです。

水の混入

バイクが思うようにスピードを出すことができない要因の一つとしてエンジンの不具合や燃料系のトラブル、点火系のトラブルなど様々なものが考えられます。
そのためいろいろな要因を考えて対処することが必要ですが、その中でも水が混入しているという可能性もあります。
水が溜まっているというのはタンクの中にガソリンが入っているということです。

キャブレター車のコックにはONとRESとがあり、このRESというのはリザーブの略です。
コックの先端のタンクに入っている部分には長いものと短いものの2つのパイプが並んでいてONになると長いパイプからガソリンが流れます。
ガソリンが長いパイプの先端よりも下に来てしまうとガソリンが流れ込まなくなるのでRESに切り替わって短いパイプからガソリンが流れるようになるのですが、この長さの差がリザーブ容器になるのです。

タンクの中に水が入ると、ガソリンよりも比重の重い水はタンクの底に沈んでいます。
そのためRESにするとタンクに溜まっている水が吸い込まれてきて不調になるのです。

そのためこのときにはタンクに入っている水を取り除くだけで解決することができます。
まずは本当に水が入っているかを確認するために灯油を給油するときに使うポンプをタンクの底まで入れてガソリンを吸い出すとわかります。
ポンプで吸い上げたガソリンの中に水があれば球状のものが入っており、これが水です。

水が入っているとわかれば取り除くだけです。
タンクを外してコックを外したりタンクの中を逆さにしたりしてすべて出していきます。
そうすると中に入っている水が取り除けます。

しかし、これだけでは解決しないということもあります。
その場合にはほかの場所がおかしいことが考えられるのですべて磨いて錆びを摂ったり汚れを拭き取ったりして様子を確認しましょう。
それでもおかしい場合には何か内部でトラブルを起こしている可能性もあるのでバイクショップに持ち込んで状態を確認してもらい、状況によってパーツ交換や修理を行いましょう。